LIKE ! 出展写真「Like as...(4組中の2組め)」

2/4 "Arc" - 427FOTO workshop exhibition vol.6 "LIKE!"

「弧」


展示のときの並びの順番で書くと2番目ですが、撮影と構成については一番遅くまで悩んだ1組です。

綺麗な曲線・直線が現れているのが好き、というのも「LIKE!」に入れ込もうというのと、それと人の身体を合わせて、という狙いは先に書いたように考えとしてまとまっていました。その時点で、この組写真の風景側、桜橋については何度も歩いて行ったこと、渡ったこと、撮りに行ったことがあり、あの円弧のついたX字形の橋は人の手足広げた様子に見えるよね、というのですぐに思い出したのでした。

と、そこまでは良いのですが、大きな橋の"弧"を強調できる視点探し、また身体の写真の方のアングルやポージングについて試行錯誤となりまして。

桜橋については、こちら→ で少し載せているように、何度か足を運びつつ撮ってきては、1枚の写真として見たときに物足りない、微妙、、というレベルを繰り返し。没にした対比写真は先の記事には載せていないのですが、川面・橋の上の反射も違うかな、と雨の日に行ってみて撮ってきたときにおまけで何枚か撮っていたのが先の記事に載っている写真です。
ちなみに身体側の写真についても、意図した通りに撮れそうかな、画になるかな、という確認の撮影からして試行錯誤の時間をかけて協力してもらいつつ苦戦したり。身体にライトつけてポーズや鏡との位置関係、カメラの位置調整しながら撮っていたのでカットごとにも時間がかかってしまったり。ときに夜通しでしたが、本当に忍耐強く協力いただけて感謝感謝です。

ちなみに、ですが人の身体にこのラインのライトを当てて撮るにあたって、コンセプト説明と撮影し始めたときの感想として「人肌の質感をもっと見てみたいよね」というのもいただいていたのが、自分の思っていたところとぴったりきたのですね。それもあって随分と高画素の機材を借りてきて先の1組目とこちらの組の身体側の写真、撮っています。新しいカメラは良いですね、という機械触っての自分の手段なのか目的なのかとっちらかりそうな感想はさておき。人の肌部分と、対比にしている先の道路であればアスファルトの粒、こちらの橋の場合は橋の面や、川面の質感にも注目していただけると何より。