デジタルパブリックアート「空気の港」見に行ってきました


まばたきの葉/第2ターミナル B1F 若い芽のひろば

詳しい説明ページはこちらに:DPA Project 空気の港


もともとはこちらのブログの記事での紹介で、PASMOの星座が面白そうだったのが興味を持ち始めた発端。あと、、

かなり高度な技術が使われている作品もありますが、それよりもまず作品を体験して「わぁ、すごい」「おもしろい」と思える展示はさずがパブリックアート。説明を読まなくても楽しめるし、読めばさらに理解が深まる。子供からお年寄りまで楽しめそうな間口の広さ。これ大事です。

「空気の港」展 : これ、誰がデザインしたの?

このコメントも。ユーザーインターフェースとか考えるのにも一助になるのかな、と考えてみたり。かつイベントの名前からしてわかるように、「空港」というたくさんの人が行き交う場所を利用した展示というのが非常に気になったのでした。


さてさて、それではいろいろ見た中からいくつか写真と一緒に紹介を。

  • 02 呼吸する空港/第2ターミナル B1F 若い芽のひろば


空港ターミナルのあちこちにCO2濃度センサーを配置して、どのあたりに人が多いか、というのを視覚化しています。プロペラ状のスクリーンに映して浮遊感のある映像だったり、そもそも情報を得ているのも二酸化炭素->空気というのも面白い。てか、何気に大がかりな設備になりますよね・・・!?

  • 03 呼吸するスクリーン/第2ターミナル B1F 若い芽のひろば



白い紐を回転させてスクリーンに。こういった回転体にプロジェクターの映像を映し出す、という試みが多く使われてたのも印象敵でした。このスクリーンの場合、ゆっくりと紐をつなげている上下の回転する腕の距離が変化して、スクリーンの形が変化していってました。

  • 04 Please Watch Your Step/第2ターミナル B1F

これは、、指向性スピーカを活用したもの。エスカレータを登っている途中、ほぼピンポイントな位置で聞こえるのでちょっとビックリします。

  • 06 空気の人/ターミナル 2F



いろんな場所に浮いてました。

  • 07 大きな空気の人/第2ターミナル 2F


大きな人はさすがにインパクトあって、飛行機待ちなどの方々も背景に入れて記念写真撮ってたり。

  • 12 出発の星座/第1ターミナル 2F 南ウィング


空港に来て天井を眺める、とうのもなかなか無い体験かも。これまた、天井のこの面積でLED(ですかね?)を配置することを考えるとなかなか大がかり。肉眼で見える星空のように1点1点光る点はまばらに離れているのですが、飛行機が出発するときに合わせて流れる飛行機のアニメーションは、動いているとよく形が認識できる、という人の視覚の特徴もとらえていて面白いです。ところでたいていの空港は大きな建物で、天井までもかなり広々作っていますよねー。空気感の表現なのでしょうか。


上の星座の表示が、自分のPASMOをタッチすると、移動履歴から駅の位置に対応した点が光るように。とはいえ、、地図は天井に書いてないので、ちょっとしたパターンが表示される、、という具合。京急のホームにある同じくなコンセプトのPASMOの星座は地図上が光るのでわかりやすかったです。ただ、自分のSuicaでタッチすると、もっぱら通勤な駅しか移動していないのがはっきりわかってしまいまして。。。



この展示が、いろいろ見た中でいちばんの人気でした!特に子どもが大はしゃぎ。白いパイプの根本に木の葉状の紙を入れると、上に吹き上げられて、ひらひら舞い落ちてくるというもの。たくさん一度に吹き上げられると綺麗な光景なのもあって、子どもたちは一生懸命たくさん集めて入り口に押し込んでいました(笑)

  • 18 木陰のスクリーン/第1ターミナル 2F 北ウィング


こちらも回転プロペラをスクリーンに。かつ、下にソファーが置いてあって自然に見上げやすいようにされていました。



のんびり見て回りましたが、人の動きやちょっとした操作で反応があるものも多く、飽きることなく楽しめました!
ほかにもいくつかの写真はこちらに。



一通り見終わったころには夕方に。ちょっとターミナルの屋上にも出てみたり。

空港だと当然ながらまわりに高い建物が無いので、空が広く見渡せるのもステキです。

夕暮れ。

お土産屋さんを見て回っても面白かったので、移動の用事じゃなくて行っても面白いかと。