同じ味を作り続ける

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080109/144563/

たばことは限らず、長く同じ製品を送り出してる企業はたくさんあるのですが、どのようにして味ですとか品質とかをじっと守り続けている工夫などには興味津々です。

こちらたばこでは、味を試すテスター、作るブレンダーの人たちの"感覚"を受け継いでいくことで実現しているようです。

「葉っぱの特徴を把握するのはもちろんですが、ブレンダーに求められるのは味覚の共有なんです。私が受講していたころの話ですが、たとえば、私が吸って“辛い”と感じたとしますね。しかし、先輩のブレンダーは辛くないと言う。すると、そうか、この味覚は辛いとは言わないのだな、と先輩の味覚に自分の味覚をあわせるんです。苦味や酸味、渋みの感覚も同様です。このやり方はいまも変わっていません」

 松原が“辛い”と評した味は、先代のブレンダーから松原へ、そして後輩へと受け継がれる味だ。言うなれば、味覚の伝承がブレンダーの養成でもある。

すごい"共有"です。

味覚ですとか臭いなどもセンサーによる数値化、ロボットによる評価技術などが進んでいるとも聞きますが、この伝承にはそうそう追いつけないのかもしれませんね。